福乃家
- うどん・そば
昭和3年創業。祖父母、土橋瞼二、さつえ夫妻にて創業。祖父亡きあと、母、栄子に受け継がれ、現在、孫の私にいたる。 祖父母の時代。ご来福された皇族方々にも献上され、昭和天皇におかれましては、「開花亭様」に宿泊なされたおりに、当店の蕎麦を使用したお料理をおかわりされた事は遠い昔の話。(全国で陛下がおかわりされたのは12品目、浅野耕月堂様の「松の露」もその一つ・・。) が、祖父はこの話をされるお客様に「ウチの店じゃない」とよく一喝していたのは。私の小さい頃の記憶・・。 二代目、母の時代。地元の方々から、各界著名な方々まで幅広く愛され、小学校から帰宅した私に「おかえり」と蕎麦をすすりながらよく声をかけてくださったのは、故宇野重吉氏だったのもよく憶えています・・。 平成8年。店舗改装と共に三代目となり、先代から受け継がれた味を守りつつも、強い個性のある店を目指し、日々精進しております・・。大根の搾り汁を使ったダシで食すおろし蕎麦は絶品・・。